出会いは宝物。
NYに行く前、ちょうどバスクから帰って来たばかりのタケさんから
NYに行くなら紹介したい人がいるから是非あって来たらとありがたいことにご紹介頂く。
日本を出発前にメールで何度かやりとりをして、
2日目のお昼からはその方のご自宅に行くことにしていた。
MOMAを後にし、地下鉄に乗り込み3駅目と比較的近いはずが乗り場を間違え逆方向に
いったりと予想外の遅れ。
チェルシーに到着。かのチェルシーホテルもすぐの位置。
チェルシーホテルと言えば、メイプルソープが暮らしてたり、セックスピストルズのシドによる
ナンシー事件はあまりにも有名だ。そんなことを考えながら、番地を眺めながらどこだろうと
探していると1つのビルに目がいった。
ビルにはメモに書いていた番地が刻まれている、恐る恐るホテルの受付で尋ねると電話で
なにやら話している。
部屋番号を案内されてちょっと緊張しながら部屋に向かう僕。

ベルを鳴らすと初めましての挨拶とともにウェルカムな雰囲気だ。
これがタカさんとの出合いのスタート。
コーヒーを入れて頂き簡単な自己紹介から始まり、さっそくチェルシーのギャラリー
を案内してもらうことにした。
タカさんのアパートメントから歩いて10分でチェルシーのギャラリー街へ到着。
途中アーティストの田辺ヒロシさんともばったり。こんな偶然はやはりチェルシーだからか。

NYのアートシーンは家賃の高騰とともにSOHOからチェルシーに移動し大小合わせると
400近いギャラリーが密集しているとのことだ。
世界中見渡してもこれだけギャラリーが集中している街はない。
ということは現代アートの中心地はNYになるということであろう。
一時的なアートバブルは限りをみせ適正価格に戻っているそのため、以前程の元気はないが
考え方次第ではアートを観るには面白い時期だとも思う。
大雪のため、臨時休業しているギャラリーもあったがそれでも自分の足でみるには
どこを観るべきかわからないため、タカさんのおすすめを案内して頂きことにした。
タカさんはアメリカに来て25年 NYに来て20年 今はキュレイターなどアート関係の
様々なお仕事をされている。
色々と話を伺うと実は僕が所有している西海岸のアーティスト jo jaksonの作品も
以前東京のギャラリーの仕事でタカさんが買い付けたものだったり、
随分前になるが、ガスブックから出版されたライアン マクギネス ジェフ マクフェトリッジ 
マイク ミルズのシリーズは全てタカさんの手によるものだった この本がなければ
今程の認知が日本ではなかっただろう。
丁度 Andrea Rosen Galleryでティルマンスの展示を目当てに行って以前オペラシティを
わざわざ観に行った事を話すと実はその際の展示も手伝っていたという話。
雑誌RELAXのクリス ヨハンソンの表紙 そのオリジナルがタカさん宅の玄関に飾ってある。
そして、最近だとNYのアパチャーから出版されたホンマタカシさんの写真集の企画は
なんとタカさんの仕事だという。 

自分が興味ある写真家やアーティストとの仕事をされていて驚いたと同時素晴らしい
出合いにギャラリーを巡りながらひとり興奮状態であった。
David Zwirner Galleryではトーマス ルフ展 ベッヒャー派でも出世株 
ルフのsurfaces,depthsという作品集が素晴らしかったが販売していなかったため
戻ってamazonで購入することにした。
チェルシーの主なギャラリーは通りの面した1Fで展開しており、
個人ギャラリーとは思えないくらい広くこれがただで観れるとはNYは本物のアートを
観るには最高の場所だ。どのギャラリーも倉庫をコンバージョンし、
基本白であるが天井の梁などの構造部分はむき出しにミニマルにまとまっているが、
チープさはまったくなく展示されるアートの魅力を最大限に引きだすプレゼンテーションに
なっている。
森山大道のハワイシリーズの展示もよかった。
やはり荒木 森山さんはNYでも評価が高そうだ。杉本さんはどうですかという僕の問いに
杉本さんはNYのアーティストという評価だよとコメント なるほど。
途中杉本さんが現在住まれているアパートや以前マッツ グスタフソンが住んでいたアパートなど
を聞きながら、次はNY artブックフェアの立役者 printed matterに向かう。
ところ狭しとzin のラインナップ。近所にあれば休みの度に通いたくなるような想像力にあふれた
作品が魅力的 そして界隈には、コンドミニアムのラッシュで、フランク ゲーリーによる建築
も面白かった。大雪のため封鎖され入れなかったがハイラインという歩道もすぐ。
昨今ヒップなエリアになりつつあるミートパッキングもすぐそばということで、
地価が安いところにアーティストやギャラリーが集まり クラブが出来て飲食店などが
面白いカルチャーが生まれるという方程式である。

チェルシーを堪能した後は、タカさん宅で食事をごちそうになりながら興味深いお話をさせて頂く
特に海外から客観視した博多(福岡)人の思考性については、とても参考になったし
すぐにどうなる事ではないが、自分の意識の中に存在させるように心がけることから始めよう。
そしてレア本が並ぶ本棚からアートブックを取り出し色々と教えて頂く、まだまだ知らないアーティストも多いしもっと勉強しないとと本気で感じたいい機会だった。
レアなウォーホール本も初めて手にした。壁にはウォーホールのオリジナルもある。
そして音楽話で盛り上がり今のブルックリンの音楽シーンなども聞けリアリティがあった。
3ヶ月で600曲ダウンロードしたお気に入りの曲を聞きながら、ああやこうやいいながら
深夜まで話し込む。
やはり音楽やアートが好きな人に悪い人はいないしたとえジャンルが違えども共有できるものだ。

気づいたら深夜 途中マジソンスクエアの前を通り、ホテルまで約2kmの道のりを歩いて帰った。

NYは眠らない街だ。

紹介してくれたタケスエさん そしてお忙しい中、
1日おつきあい頂いたタカさんには本当に感謝です。

またいつかお会いしましょう。

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text by tetsuo izumi
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by trouville | 2010-03-10 00:09 | life
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