アルゼンチンとチリの大体南緯40度から南の地域が
パタゴニアと呼ばれているらしい。
広大な自然があふれるパタゴニア出身のアーティスト リサンドロ アリスティームニョ。
僕が好きなウルグアイのアーティスト ホルヘ ドレクスレルの後継者と評される彼の3作品目。
アルゼンチンのフォルクローレ
数年前 フアナ モリーナが日本の一部の音楽好きの間から絶賛を浴びる。
39°と題された今回のアルバム
高熱でうなされる幻覚 幻聴の中での浮遊感。
ほどとくトリップできるかのような浮遊感 メロディーも含め気持ちよい。
アートワークもさるとこながら、彼の世界に引き込まれる。
焼酎飲みながら タバコをふかし 音に耳を傾ける
この季節の風物詩である蝉の鳴き声は聞こえないが
阪神高速からもれる騒音の間にひとときの幸せであふれる音楽が流れ出す。
text by tetsuo izumi