正月から遅れ実家に顔を出す。
大阪にいる時と違い、気軽に帰省できるようになった。
とは行っても3時間半 長崎は島原の片田舎 ますます過疎化するため、
交通網が退化するのみ。
実家に戻る楽しみの一つはちゃんぽん なかでも毎回寄るお店が小浜の
蛇の目 今や全国区の情報誌にも載ってるようで嬉しいような悲しいような。
ちゃんぽんはそもそも明治30年代、長崎四海楼の陳平順が考案した。
小浜温泉では、長崎の茂木港から湯治客が蒸気船を使って往来し大正時代には
既にちゃんぽんを食べていたといわれている。
約100年経つ現在、独自の進化を遂げ小浜ちゃんぽんとして地域のソウルフード
となり、日本の3大ちゃんぽん(長崎 天草 小浜温泉)のひとつに数えられている。
小さい小浜だけでも約20店舗のお店で違った味のちゃんぽんを楽しめる。
帰り際、10数年ぶり千々岩の展望台でじゃがちゃん(産地の馬鈴薯を揚げて塩ふりした食べ物)
を食べる 懐かしい味 20年以上変わらない味だ。
そして眺めが絶景。
こんなに夕日が綺麗なのは久しぶりだ。
text by tetsuo izumi